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[エンジニア向け]

Plesk搭載のCentOS6でTomcatのバージョンをアップグレード

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Plesk12搭載のVPSプラン(Cent OS 6) において、Tomcat 7をインストールする手順のご紹介です。
なお、本ガイドも、前作の記事(”Plesk搭載のCentOS6でPostgreSQLのバージョンをアップグレード”)同様、”Plesk側でTomcatを操作しない”ことが前提であり、Plesk12の「Web Admin」のエディションでの操作例となります。

コーヒーを飲みながらアップグレードの妄想をするひと時
コーヒーを飲みながらアップグレードの妄想をするひと時

目次
Javaの対応バージョンのインストール
Tomcat7 のインストール
Tomcat 管理画面のテスト
自動起動設定、ログ等の確認、ライブラリの確認
Pleskファイアウォール設定
ウェブサイト(ポート80、443)との連携設定

◆Javaの対応バージョンのインストール

1.Java、Java Compilerの現状を確認

# java -version 
java version "1.5.0" 
gij (GNU libgcj) version 4.4.7 20120313 (Red Hat 4.4.7-17) 

# javac -version 
Eclipse Java Compiler 0.894_R34x, 3.4.2 release, Copyright IBM Corp 2000, 2008. All rights reserved.

2.インストール作業
java-1.7.*をインストールします

# yum install java-1.7.* 
※(設問は「y」で回答します)

3.変更状況確認

# java -version 
java version "1.7.0_111" 
OpenJDK Runtime Environment (rhel-2.6.7.2.el6_8-x86_64 u111-b01) 
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 24.111-b01, mixed mode) 

# javac -version 
javac 1.7.0_111 

※Javaに関してはalternativesというプログラムで管理されるため、元のバージョンに戻すこともできますが、今回はTomcatについては元バージョンをアンインストールする手順であるため、その点には触れません。

◆Tomcat7 のインストール

1.既存プログラムのアンインストールと 新プログラムのインストール作業

# yum remove psa-tomcat-configurator tomcat6* 
# yum install epel-release 
# yum install tomcat tomcat-webapps tomcat-admin-webapps 
※(設問は「y」で回答します) 
※(事前にインストールされるパッケージバージョンを確認したい場合は
「# yum list tomcat tomcat-webapps tomcat-admin-webapps」で確認できます)

2.設定ファイルの確認と調整
”/etc/tomcat/server.xml ” S
デフォルトの状態では8080ポートで起動します。設定を変更する場合は変更してください。

” /etc/tomcat/tomcat-users.xml”
「<tomcat-users> ~ </tomcat-users>」の間に以下のような文字列を入れます。以下は一例ですがuserXXとXXXXXXXXXは適宜置き換えてください。

<role rolename="manager-gui"/>
<user username="userXX" password="XXXXXXXXX" roles="manager-gui"//>

3.Tomcat起動

# /etc/init.d/tomcat start

◆Tomcat 管理画面のテスト

1.Tomcat管理画面にアクセス

http://(ホスト名):8080/manager/html

のURLにアクセスします。上述の「tomcat-users.xml」内で設定したユーザ名、パスワードで認証を行ってください。

Tomcat管理画面
Tomcat管理画面

ページ下の「サーバ情報(Server Information)」覧には、Tomcatバージョン、JVMバージョンが表示されますので想定されたものが起動しているかどうか、確認しましょう。

ページ下の「サーバ情報(Server Information)」
ページ下の「サーバ情報(Server Information」

※Internet Explorer だとTomcat管理画面が英語表示になる件
Google ChromeやFireFoxはデフォルトが「日本語 ja」、Internet Explorer(IE) では「日本語 ja-JP」になっています。IE11の例ですと、以下の手順で日本語表示に変更できます。

  1. IE> 歯車マーク>インターネットオプション(O)
    ⇒インターネットオプションウィンドウが起動
  2. 「言語(L)」をクリック、デフォルトでは「日本語(日本)[ja-JP]」のみ表示
  3. 「追加(A)」をクリック
  4. 言語の追加ウィンドウより、「日本語[ja]」を選択し、「OK」をクリック
  5. 追加後、Tomcat管理画面を再表示

2.サンプルプログラムをダウンロードし、アップロード検証
ダウンロード元 https://tomcat.apache.org/tomcat-7.0-doc/appdev/sample/ にアクセスし、ファイル名:”sample.war” をダウンロードします

3.管理画面の「配備(Deploy覧)」>「WARファイルの配備(WAR file to deploy)」
>「アップロードするWARファイルの選(Select WAR file to upload)」より
sample.warの配備(Deploy)を行います

WARファイルの配備
WARファイルの配備

4.管理画面側に「sample」が追加表示

5.サンプルプログラムの表示確認(ポート8080)

http://(ホスト名):8080/sample/

にアクセス し表示を確認

◆自動起動設定、ログ等の確認、ライブラリの確認、アクセス制限等の調整

・chkconfig 等での自動起動設定調整
(「# chkconfig --level 3 tomcat on 」等)

・ログファイルの確認(/var/log/tomcat以下)

・ライブラリの確認(/usr/share/tomcat/lib/以下)
インストール方法や、セットアップ手順が異なる場合、搭載されているライブラリがこれまでのご利用環境と異なる場合があります。
※たとえば「apache-tomcat-7.*.*」で配布されているライブラリにはあっても、この手順では設置されないものなどもあるので、不足しているものは必要に応じて別のソースから追加してください。

◆Pleskファイアウォール設定

Pleskファイアウォールにプリセットされているルール行に「Tomcat 管理インターフェース」という項目はありますが、通常8080番ポートではなく、9008番、9080番ポートに対しての制限設定になっています。この例のようにデフォルトの8080で管理画面の起動を行ってる場合、Tomcatについて管理画面のアクセス元を変更する場合は以下の手順で「カスタムルールの追加」を行います。

※事前にファイアウォール設定の有効化を前提にご案内しています。ファイアウォールについては以下をご参照ください。
ファイアウォール設定【Plesk12】

1. Plesk>拡張>Firewallをクリック
2.「Plesk ファイアウォールルールを変更」をクリック
3.「カスタムルールの追加」をクリック
4.以下の項目を記載します
────────────────────
”ルールの名前”⇒「Tomcat8080」
一致方向⇒着信
アクション⇒許可
ポート⇒
ポートまたはポート範囲の追加:
「8080」を記載して「追加」をクリック
ソース⇒
アクセス元IPアドレスを指定する場合は
IP アドレスまたはネットワークの追加:
「お客様IPアドレス」を記載して「追加」をクリック
(以下画像参照)
────────────────────
5.上記記載後、「OK」をクリック
6.「変更内容を適用」をクリック
7.「アクティブ化」をクリック

Tomcat カスタムルール追加の例
Tomcat カスタムルール追加の例

◆ウェブサイト(ポート80、443)との連携設定

「http://(ホスト名):8080/sample/」ではなく
「http://(ホスト名)/sample/」でウェブサイトを見せたい場合 の設定です。

1.あらかじめPlesk上に「ホスト名」のホスティング設定がされている ことを確認
⇒作成していなかったら Pleskでドメインを追加
ホスティングドメイン追加【Plesk12】

2.Pleskのウェブサイトとドメインの該当ドメインのメニュー内の「Apacheとnginxの設定」をクリック
3.「HTTP 用追加ディレクティブ 」「HTTPS 用追加ディレクティブ」欄に以下を追加記載

JkMount /sample ajp13 
JkMount /sample/* ajp13 

4.「OK」をクリック

参考ガイド
ウェブサーバーへの手動設定追加【Plesk11/Plesk12】

※2. 3. 4 は手動で「/var/www/vhosts/system/(ホスト名)/conf/」 以下に
vhost.conf ( もしくは vhost_ssl.conf ) を作成し
所定の内容を書いてから、「/usr/local/psa/admin/sbin/httpdmng –reconfigure-all」のコマンドを発行するようにと書いていましたが、
Plesk12についてはGUIでの操作が可能になっていました。(2017年6月修正、追記)

5.表示確認

「http://(ホスト名)/sample/」
「https://(ホスト名)/sample/」にアクセス して通常ポートでの表示を確認ください

この記事を書いた人

テクニカルサポート

テクニカルサポートを得意とするCloudGarage、エクスクラウドのサポートスタッフ。

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