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[エンジニア向け]

KUSANAGIコマンドで もうひとつのWordPressサイトをつくる

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テクニカルサポート
超高速WordPress仮想化マシンKUSANAGI

WordPressホスティングを正式リリースし、はや1ヶ月が経過しました。
このプランはお申込み時の1サイト(※)をサポート対象とさせていただいています。

(※)つまりは1契約につき、ご希望の方には1枚のJPRS証明書、1サイト分のWAFサービスをお付けします。この契約特典については1サイト分が上限となります。それ以外にも、1つ目のサイトについては、こちらでカスタマイズしたいくつかのセキュリティ設定が自動で追加されています。

ただ、このプランは、KUSANAGI搭載のVPS(仮想専用サーバ)であり、SSHログインもできますし、root権限もついています。

また、KUSANAGI環境において 同一サーバ内のWordPressの設置数に制限を設けているわけではないので、コマンドを駆使していただければ、「複数のWordPressサイトを1契約内で運用」というスタイルも可能になります。
今回は、KUSANAGIコマンドを使ってのマルチWordPressサイト構築例をご紹介します。

WordPressのある風景
WordPressホスティング おかげさまで一ヶ月

1. 事前準備 サーバサイドバックアップ

なにかあったら元に戻せるように、念のため「サーバサイドバックアップ」をとっておきます。
サーバサイドバックアップ

2.サーバにSSHログイン、root昇格

3.新プロファイルを追加

例として、1つめのサイトが「example.org」、追加しようとしている2つめのサイト「dev.example.org」としておきます。

1) 「dev.example.org」というプロファイル名
2) 新しい WordPressのサイト
3) 言語は日本語
4) 運用ホスト名「dev.example.org」
で作成したい場合、具体的には以下のようになります。

# kusanagi provision --WordPress --wplang ja --fqdn dev.example.org dev.example.org

上記のコマンドの場合、まずはLet's Encryptの使用をたずねるダイアログが出ます。
(同意されない場合、Enterキーを二回押し、メールアドレスの入力までをスキッ
プします)
↓
上述の例のようにデータベース名等を指定しない場合は、対話式で新規のデータベー
ス名、データベースユーザ名等を入力する必要があります。
※既存のものと重複しないもので設定します。

コマンド操作が完了すると、プロファイル名で指定した文字列を受けて
「/home/kusanagi/dev.example.org/」というディレクトリ、ドキュメントルート等が作成され、WordPressのインストールに必要なデータなども格納されます。

上記コマンドひとつで、ウェブサーバ設定は完了しますので、ここまでが正常に済んだら後はWordPressセットアップの流れです。以下のサイトをご参照ください。
WordPressのインストール – KUSANAGI

上記のWordPressサイト追加のコマンド文法について概要をまとめます。

kusanagi provision [options] 【任意のプロファイル名】
options指定の実際
--WordPress WordPressサイトを作成を指定
--wplang ja 日本語を指定
--fqdn ホスト名 ホスト名(既存のものと重複しないもの)を指定
--dbname データベース名 データベース名(既存のものと重複しないもの)を指定
--dbuser データベースユーザ名 データベースユーザ名(既存のものと重複しないもの)を指定
--dbpass データベースユーザパスワード 上記のデータベースユーザ用のパスワードを指定
プロファイル名とは?

任意の英字文字列でよいですが、WordPressホスティングの1つめのサイトは「excloud」というプロファイル名で設定していますので、その名前と重複しないものである必要があります。例えば、追加するfqdnと同じプロファイル名(dev.example.org)で作成しても問題ありません。
サーバ内には 「/home/kusanagi/プロファイル名」というディレクトリが作成されますし、
/etc/nginx/conf.d/プロファイル名_httpd.conf
/etc/nginx/conf.d/プロファイル名_ssl.conf

の設定ファイルが作成されます。また、既定ではnginxの設定のみが参照されるのですが、Apacheに運用を切り替えた場合に参照される、以下の設定ファイルも同時に作成されます。
/etc/httpd/conf.d/プロファイル名_httpd.conf
/etc/httpd/conf.d/プロファイル名_ssl.conf

4.fail2ban を再起動

※この項目は2017年2月に加筆してます。※
プロファイルを新規で作成したり、削除したりした後には、fail2banの再起動も行ってください。

# systemctl restart fail2ban

追加したプロファイルを削除し、fail2banを再起動する例:

# kusanagi remove 【プロファイル名】
# systemctl restart fail2ban

EX-CLOUDのWordPressホスティングでは、fail2banはウェブサーバのログからWordPressログインに関する部分をチェックするように設定しています。
これはKUSANAGIの仕様ではなく、EX-CLOUD独自仕様なので、kusanagiコマンドでプロファイルを変更したり、関連サービスの一斉リスタートをおこなっても、fail2banのリスタートは行われないのでご注意ください。

なお、WordPressホスティングに標準でインストールされているコマンドラインツール WP-CLI についての記事も書いてますのでぜひご参考に!
WP-CLIを使う ( ユーザ管理、プラグイン管理等)

この記事を書いた人

テクニカルサポート

テクニカルサポートを得意とするエクスクラウドのサポートスタッフ。

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