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[EX-CLOUDでつくる]

EX-CLOUDでつくる、Aipoを使ったグループウェアサーバ

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エクスクラウド(EX-CLOUD)で作る○○シリーズ、第2回目の今回は

オープンソースのグループウェア

Aipo

エクスライト(EX-LITE)

に導入したいと思います。

お約束の「Aipoってどんなアプリケーション?」という方にかるくご説明します。
Aipoとは株式会社エイムラックさんが開発されている、オープンソースのグループウェアです。
オープンソースとはいえ、商用のグループウェアと遜色ない機能が提供されているので
スタートアップ企業様などで商用のグループウェアを導入するほどの予算がない場合など、
エクスライトと組み合わせれば非常に安価にグループウェアサーバを構築することが可能です。

前提条件

Plesk管理画面搭載プランのエクスライト(EX-LITE)
(パスワードの初期化及び、初回アクセス設定済みであること)

まだ設定されていない場合は以下のガイドを参考に設定を実施してください。

管理者(admin)パスワードリセットの方法
Plesk11初回アクセスガイド

 

Aipoに関する記事は2017.1月に以下にも公開しました。
本記事はPlesk搭載版となりますが、以下の記事はPleskを非搭載としたものとなりますので
導入される環境に合わせてご確認ください。

EX-CLOUDでつくる、Aipoを使ったグループウェアサーバ(2017年版)

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CentOS7にAipo8をインストールし、Let's EncryptのSSLを設定するまで

 

Aipoのインストール

では、EX-LITEのPlesk管理画面搭載プランにAipoをインストールしていきます。

インストールはコマンドラインでの作業になりますが、Linuxのコマンドを多少操作したことがある方であれば、
Aipoにはとてもわかりやすいインストールマニュアルと簡単に作業ができるインストーラーがあるので
インストール自体はそこまで難しくはないと思います。

基本的にこのblogの手順でインストール可能ですが、詳細は下記、Aipo インストールマニュアルを
ご参照ください。

Aipo インストールマニュアル

rootユーザにスイッチします。

sudo su -

必要パッケージをyumでインストールします。

yum install nmap

Aipoをダウンロードし解凍します。(2012/11/21現在のバージョンは7.0.2)

cd /usr/local
wget http://aipo.googlecode.com/files/aipo7020ja_linux64.tar.gz
tar zxvf aipo7020ja_linux64.tar.gz
tar zxvf aipo7020ja_linux/aipo7020.tar.gz

インストーラーを起動し、インストールを行います。

cd /usr/local/aipo/bin
sh installer.sh

 

==Aipo7.0.2.0インストール終了==
user:aipo_postgres
pass:xxxxxxxxxxxx
directory:/usr/local/aipo/postgres
port:5432
Aipo URL: http://127.0.0.1:80/aipo/

上記の表示がでるとインストールが完了です。

それでは起動してみます。

cd /usr/local/aipo/bin
./startup.sh
eth0: error fetching interface information: Device not found
eth0: error fetching interface information: Device not found
found temp directory
Using CATALINA_BASE:   /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_HOME:   /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /usr/local/aipo/tomcat/temp
Using JRE_HOME:        /usr/local/aipo/jre
Using CLASSPATH:       /usr/local/aipo/tomcat/bin/bootstrap.jar
Starting Aipo Version 7.0.2.0
Aipo URL: http://:80/aipo/

eth0:の行でエラーが出ていますが、動作には何も影響はありません。
エラーの出る理由は仮想環境上ではネットワークインタフェースのeth0を利用せず
venet0:0を利用しているため、デバイスが見つからずエラーとなっているものです。
また、理由は後述しますが80番ポートを使用して起動するため、そのままではブラウザでアクセスできません。

アクセスできないので一旦停止させておきましょう。

cd /usr/local/aipo/bin
./shutdown.sh
Shutdown Aipo.

過去の記事でも掲載していますが、Plesk11では標準でフロントエンドにnginxが存在しリバースプロキシとして
動作しています。

★構成について詳しくはウェブサーバの構成【Plesk11】をご覧ください。

通常、AipoのインストーラーではApacheなどがあらかじめインストールされている場合、
81番など別のポートを利用するよう設定されますが、nginxが80番ポートを利用している場合
うまく検出できずに、Aipoの起動ポートとして80番が設定されてしまいます。

そのためnginxを停止してApacheのみで利用するか、nginxを有効にした状態でAipoを利用できるよう
設定する必要があります。
今回はnginxを生かしたままaipoを利用したいと思います。

まず、IPアドレスでアクセスできるよう設定します。

Aipoのアクセス設定

Aipoのtomcat設定ファイルを変更します。

vi /usr/local/aipo/tomcat/conf/server.xml

69行目の80を8088に変更します。
今回は一例として8088にしていますが、アクセスするときに使うポート番号なので
わかりやすく他のアプリケーションと重複しないものであれば任意の値で構いません。

変更前

    <Connector port="80" protocol="HTTP/1.1"


変更後

    <Connector port="8088" protocol="HTTP/1.1"

それでは起動してみます。

cd /usr/local/aipo/bin
./startup.sh
eth0: error fetching interface information: Device not found
eth0: error fetching interface information: Device not found
found temp directory
Using CATALINA_BASE:   /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_HOME:   /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /usr/local/aipo/tomcat/temp
Using JRE_HOME:        /usr/local/aipo/jre
Using CLASSPATH:       /usr/local/aipo/tomcat/bin/bootstrap.jar
Starting Aipo Version 7.0.2.0
Aipo URL: http://:80/aipo/

起動しました。

この状態でIPアドレスではアクセスできるようになりました。

しかしIPアドレスとポート番号でのアクセスは以下のようにちょっとわかりづらく覚えにくいので、
ドメイン名でアクセスできるようにしたいと思います。

http://192.0.43.100:8088/aipo/

DNSゾーン情報設定

下記の設定ガイドを見ながら、Aipoにアクセスさせるための名前をDNSに設定しましょう。
DNS情報(ゾーン情報)設定ガイド

今回は例としてaipo.example.orgとします。名称、タイプ、値を入力して保存します。
b1e6c0c2

これでDNSの設定は完了です。

Plesk搭載のVPS、エクスライト(EX-LITE)を使えば手間をかけずに簡単にDNSの設定ができます。

nginxの設定

次にnginxの設定を行います。
nginxがAipoへのリクエストをリバースプロキシとして受けて、Aipoへ流せるよう設定します。

vi /etc/nginx/conf.d/aipo.conf
server {
listen 192.0.43.100:80;
server_name aipo.example.org;
client_max_body_size 128m;
location / { # IPv6 isn't supported in proxy_pass yet.
proxy_pass http://192.0.43.100:8088;
proxy_set_header Host             $host;
proxy_set_header X-Real-IP        $remote_addr;
proxy_set_header X-Forwarded-For  $proxy_add_x_forwarded_for;
access_log off;
}
}

実際に設定する場合、listenの部分のIPアドレス、server_nameのFQDN、proxy_passの部分の
IPアドレス、ポート番号をそれぞれご自分の環境に合わせて書き換えてください。

nginxを再起動して確認します。

/etc/init.d/nginx restart

ブラウザでアクセスして確認します。

http://aipo.example.org/aipo/

ログイン画面が表示されました。
04f8efe8

これでアイポへアクセスができるようになりました。
あとは管理画面で設定を行いユーザの追加や自分の使いたい機能の設定を行っていけば
グループウェアとして快適に使えるようになります。

補足1:アイポストアのアプリを利用する場合

リバースプロキシを使用してアクセスしているときにアイポストアのアプリを追加しようとすると
正しい 『 ガジェットURL 』 を指定してください。とエラーになります。

これはアプリのインストール時にアプリと通信するため、リバースプロキシを経由するとうまく通信が
できないために発生しているものです。
アプリを追加するときはIPアドレスとポート番号でAipoにアクセスして追加してください。

補足2:パワーパックを導入している環境でのセットアップ

パワーパックを導入している環境でtomcatやpostgresqlを起動している場合Aipo用のpostgresqlはポート番号が変わります。

==Aipo7.0.2.0インストール終了==
user:aipo_postgres
pass:xxxxxxxxxxxx
directory:/usr/local/aipo/postgres
port:5433
Aipo URL: http://192.0.43.100:80/aipo/

postgresqlのポート番号が変わりますが、Aipo専用のデータベースのため通常、直接操作することはないので
特に意識することはありません。

補足3:eth0でエラーを出さないために

インストールや動作には支障がないですが、eth0でエラーが出るのが気になるという方のため、
エラーを出さないようにする対策です。

vi /usr/local/aipo/bin/install.conf

変更前

netitf=eth0


変更後

netitf=venet0:0

補足4:ご参考 nginxを停止する方法

nginxを停止してapacheのみで運用する場合以下の手順で実施してください。
http://guide.flexserver.jp/help/flexs/guide/grp58/guide656#nginx_off

グループウェアサーバーの構築にはPlesk管理画面搭載プランのエクスライト(EX-LITE)を是非ご利用ください。

この記事を書いた人

テクニカルサポート

テクニカルサポートを得意とするCloudGarage、エクスクラウドのサポートスタッフ。

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