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[EX-CLOUDでつくる]

EX-CLOUDでつくる、Movable Type6によるパブリッシングプラットフォーム

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タイトルのパブリッシングプラットフォーム。。。
Movable Typeの公式サイト内にあるMovable Type自身の説明から拝借しました。

Movable Typeではこんなこと(公式サイトの機能一覧にリンク)が出来るそうですが、そのMovable Typeをエクスクラウドのサーバーで運用するためのインストール手順を紹介いたします。

なお、今回はPlesk搭載プランによる手順となります。
Pleskならメールサーバーとしてのアカウント作成や管理も行えますので、メールはPleskで操作してウェブコンテンツはMovable Typeを利用することを想定しています。

1.Movable Typeパッケージの用意

PleskにはWordPressをはじめ、Movable TypeなどのCMSやアプリケーション自動インストール機能が備わっていますが、その機能はMovable Typeでは残念な機能となります(理由は付録として後述いたします)。

そのため、まずはMovable Type 公式サイトから必要なパッケージファイルをダウンロードしてください。
本記事執筆時点ではバージョン6.3.2が最新となります。

今回は商用利用向けの無料トライアル版をダウンロードしましたが、個人用であったり検証用などが用意されています。
また、ダウンロードと言っても直接は出来ず、メールアドレスを入力するとダウンロード用URLが送られてきました。

2.Pleskでの操作(データベースの作成、ダウンロードしたパッケージファイルのアップロード)

Plesk上で以下の情報を設定・追加します。
全ての任意の文字列で構いませんが、パスワードは推測されにくいものとしてください。

・データベース
・データベースユーザー
・データベースユーザーのパスワード

▲Plesk上でのデータベース追加作業

 

この後もPleskでの操作が幾つかありますが、Pleskの操作方法が分からない場合はお電話でもサポートしていますのでお気軽にお問い合わせください(´ー*`)

データベースの設定が終わったらダウンロードしたMovable Typeのパッケージファイルをアップロードします。
FTPソフトを使っても良いですが、今回はそのままPleskで作業する手順とします。

ダウンロードしたファイルはzipに圧縮されていますが、解凍前のファイルでアップロードいただいても構いません。
また、アップロード先も指定はありませんが、後々の作業を考えるとhttpdocsと同じ階層の方が好ましいものとなります。
zipのままでは使えないので、メニューにあるファイルを展開をクリックし同じ階層に展開してください。

解凍すると次のようにzipと同じフォルダ名が同階層に保存された状態になります。

▲Plesk上でファイルアップロードと解凍を行った状態

 

解凍したMT-6.3.2ディレクトリの中には多数のファイルやフォルダが格納されていますが、Movable Type公式ではこれらのファイルを次のようなディレクトリとして配置とパーミッションなどを変更するように説明しています。

ディレクトリの構成(公式ドキュメント)
種類 ディレクトリパス URL
アプリケーションディレクトリ /home/example/cgi-bin/mt http://www.example.com/cgi-bin/mt/
スタティックディレクトリ /home/example/www/mt-static http://www.example.com/mt-static
ウェブサイトディレクトリ /home/example/www/ http://www.example.com/

アップロード

  • 解凍したパッケージの内、mt-static ディレクトリのすべてのファイルを、作成したスタティックディレクトリにアップロードします。
  • mt-static ディレクトリ以外の残りのファイルを、作成したアプリケーションディレクトリにアップロードします。

パーミッション (権限) の設定

  • アプリケーションディレクトリ内のスクリプト (拡張子が cgi のファイル) の権限を、755 に設定します。
  • ブログディレクトリの権限を、777 に設定します。
  • mt-static ディレクトリ内の support ディレクトリの権限を、777 に設定します。

例の配置をPlesk環境に置き換えると次のようなディレクトリになりますので、MT-6.3.2ディレクトリ内のファイルやディレクトリを移動します。
移動やフォルダ作成もPlesk上で可能ですが、FTPソフトの方が使いやすければそちらの作業でも問題ありません。
マニュアルにあるブログディレクトリについてはウェブサイトディレクトリと脳内置換してください。何故か違う用語で説明しているので戸惑いましたヾ(ーー )

なお、Plesk上でzipを解凍した場合、『パーミッション(権限)の設定に挙がっている拡張子がcgiのファイルの権限を755にする』設定は不要です。
※自動的にPleskが拡張子を判別して行うため

ディレクトリの構成(Plesk環境)
種類 ディレクトリパス URL
アプリケーションディレクトリ /var/www/vhosts/example.com/httpdocs/cgi-bin/mt http://www.example.com/cgi-bin/mt/
スタティックディレクトリ /var/www/vhosts/example.com/httpdocs/mt-static http://www.example.com/mt-static
ウェブサイトディレクトリ /var/www/vhosts/example.com/httpdocs/ http://www.example.com/

3.おまかせインストーラでインストールする

アップロードとパーミッション調整が完了したら http://example.com/cgi-bin/mt/mt-wizard.cgi にアクセスすると次のような画面が表示されます。
公式マニュアルでは http://www.example.com/cgi-bin/mt/ にアクセスすると記載されていますがディレクトリのみのアクセスではウィザードが表示されません

▲Movable Typeのインストーラ画面1

 

(ディレクトリは存在するものの)スタティックウェブパスが存在しないと表示されてしまうため、http://example.com/mt-static と入力して次の画面に進みます。

次の画面では必要なモジュールがサーバーにあるか等のチェックが行われます。
インストールに必要なモジュールはPlesk環境では初期構成で導入済みとなりますのでこのままインスールを続行することが可能です。

▲Movable Typeのインストーラ画面2

 

Movable Typeは機能によって様々なPerlモジュールを必要としますのでオプションのPerlモジュールは多数存在しないこともこの画面で記載されています。ただし使わない機能のモジュールは導入不要ですので、必要になってから入れる運用としましょう( ゚Д゚)

次の画面では2.の手順で作成したデータベース情報を入力します。

・データベース
・データベースユーザー
・データベースユーザーのパスワード

データベースサーバは自動でlocalhostが入力されています。

▲Movable Typeのインストーラ画面3

 

入力が出来たら接続テストをクリックし、次の画面が表示されれば正しくデータベースへ接続出来ています。
エラーが出てしまい情報を修正してもエラーが継続する場合は入力した情報が誤っている可能性が高いため、再度Pleskでデータベースを作成しなおしてから情報を入力してください。

▲Movable Typeのインストーラ画面4

 

次の画面はMovable Typeから送信されるメールの設定になります。
システムメールアドレスに入力したメールアドレスが通知メールの送信者(from)として設定されます。

メール送信プログラムは『SMTPサーバー』 または 『sendmail』 が選択可能ですが『sendmail』としてください。
sendmailのパスは自動的に入力されます。

▲Movable Typeのインストーラ画面5

 

入力後はテストメールを送信をクリックしてメールが届けばメール設定完了です。

▲Movable Typeのインストーラ画面6

 

次へをクリックするとMovable Typeの管理者アカウント作成画面に進みます。

ユーザー名やパスワードは推測されにくいものとしましょう。
狙われやすいユーザー名 admin なんてしてはいけません(゜Д゜#)

▲Movable Typeのインストーラ画面7

 

次の画面では最初のウェブサイトを設定します。
ウェブサイト名は任意で構いません(後で変更も出来ます)が、自動で入力されているウェブサイトURLとウェブサイトパスは誤って編集すると接続が出来なくなります。

▲Movable Typeのインストーラ画面8

 

インストールを完了しました☆^(●゚∀`从´∀゚○)^★

▲Movable Typeのインストーラ画面9

 

4.画像処理用のモジュールを追加する

Plesk環境にMovable Typeをインストール後にログインすると2件のシステムメッセージが表示されていました。

  1. イメージドライバーが設定されていません。
  2. SSL証明書の検証ができません。
▲Movable Typeの管理画面

 

警告を1つずつ解消していきましょう。
まず、イメージドライバーからですがイメージドライバーって何か調べてみました。

イメージドライバーについて(公式サイトより

アップロードされた画像のサムネイル生成に使用する画像処理ライブラリを指定します。
初期状態では、ImageMagick ライブラリと Image::Magick という Perl モジュールを使用します。

Movable Type では以下の画像処理ライブラリを指定できます。
これらの画像処理ライブラリを使用するには、ライブラリ本体と、ライブラリを利用するための
Perl モジュールがサーバーにインストールされている必要があります。

(□。□-) フムフム。

警告では『Image::Magick、NetPBM、GD、Imagerのいずれかをインストールする必要があります』としているのでどれか1つでも入れれば良さそうですが、初期状態ではImageMagickを使うように設定されているようなので、ImageMagickを追加することとしました。

SSHで接続してインストール状況を確認しました。

# yum list installed |grep -i image
ImageMagick.x86_64                6.7.2.7-5.el6_8                  installed

ライブラリのImageMagickはインストールされていますが、PealでImageMagickを処理するImage::Magick(別名PerlMagick)が入っていませんでした。

Image::Magickをyumコマンドにて追加します。

# yum install ImageMagick-perl
~~以下省略~
・
・
・Installed:
ImageMagick-perl.x86_64 0:6.7.2.7-5.el6_8

Complete!
と表示されればインストール完了です。

# yum list installed |grep -i image
ImageMagick.x86_64 6.7.2.7-5.el6_8 installed
ImageMagick-perl.x86_64 6.7.2.7-5.el6_8 @updates
Image::Magickも無事インストールされたことを確認しました。

急にSSHコマンド操作が必要な話になってしまいましたが、何かしらのモジュールを追加するのであれば今後も必要な作業となりますので難しければパソコンの前からサポートセンターにお問い合わせください。
『このブログを見て電話した or 問い合わせした』と言っていただけるとご案内もスムーズに行えます(ノω`*)ノ”

Movable Typeの管理画面でも警告が解消し、SSL証明書の警告のみになったことが分かります。

▲Movable Typeの管理画面

 

もう1つの警告ですが、この警告はSSL証明書をインストールしても解消しませんので、記載されている手順に沿って警告を非表示にしちゃいましょう。

記載されている手順は mt-config.cgiに1行追加するのみとなります。

この作業はPleskからも可能です。

▲Plesk上でcgiファイルを編集する画面

 

一番下の文末に追加したところ警告も消えましたのでインストール完了とします(・ω・)b

(付録)Plesk上のMovable Typeインストール機能

▲Pleskのアプリケーションインストール機能

 

冒頭でも書いた通り、PleskにはWordPressをはじめ、Movable TypeなどのCMSやアプリケーション自動インストール機能が備わっています。

バージョンは少し古い5系なので最新ではないのですが、ここからインストールするとファイルアップロードやパーミッション調整などの作業は不要です。
しかしながら、PleskからインストールしたMovable Typeはバージョンが最新では無いこと以外の問題として“日本語で使うとデータベース内で文字化けを起こし正常に使うことが出来ません”

Pleskから配布されているパッケージはAPSというシステム経由で配布されていて、Movable TypeのAPS対応はMovable Type配布元のシックスアパート社からも2009年に次のように行われています。

 

*プレスリリース : http://www.sixapart.jp/assets/press_release_20090219.pdf

=============================================
2009年2月4日に米シックス・アパートから発表されたMovable Typeの
APS対応を受け、国内でのMovable Type日本語版による対応意向を
表明するものです。具体的な対応時期や対応バージョン等は、決まり
次第発表する予定です
=============================================

対応意向表明はしたが対応するとは言ってないパターンと思いつつ、一応APS経由でインストールしたMovable Typeの日本語が十分に対応していないのはどう言うことなのか?最新のMovable Type6には対応するのか?と言う点をシックスアパート社に問い合わせをしたところ、次のような回答がございました。


APSにその後日本法人では対応しておりません。また、APS対応は米国でのみおこなわれており現在米国法人がありませんのでMovable Type 6ではAPS対応はおこなわれておりません。

 

この回答より、Plesk(APS)経由のMovable Typeは米国法人が作成したものであり現在は米国法人が存在しないため今後も対応予定は無さそうです(/▽゚\)

この記事を書いた人

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テクニカルサポートを得意とするエクスクラウドのサポートスタッフ。

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