ノウハウ
[初心者向け]

Plesk Onyx で WordPressの開発、サーバ運用業務を加速しよう – WordPress ToolKit バージョン 2.0

ノウハウ
鈴木 隆之
Plesk Onyx

こんにちは、Pleskのセールスエンジニア、鈴木隆之です。

早速ですが、巷に溢れるWordPress専用のホスティングサービスはどういった機能が求められるでしょうか?
WordPressサイトを必要とする顧客の立場では、お手軽にWordPressのWebサイトがすぐ始められる、セキュリティは万全、高速化、というキーワードはすぐに思い浮かぶでしょう。では、サイト開発者、サーバ管理者の立場ではどうでしょうか?サーバ運用には手間をかけず、サイト開発者の開発環境と高い親和性が保て、さらに、頻度の多いWordPress本体のアップデート、PHPのバージョンアップへの考慮もあり、WordPress開発に注力できるだけの各種機能提供があるかが重要なポイントになります。

最新版 Plesk Onyxは、このニーズの高いWordPressのためのホスティングに必要な機能実装をオールインワンで提供します。
本記事では、Plesk Onyxで実現するWordPressのためのホスティングとWordPress Toolkit バージョン 2.0の概要と、特にご紹介したいWordPress Toolkitによる簡単ステージング(テスト)サイト構築の作業手順を説明します。
WordPress Toolkitは、Plesk Onyx Web Pro Editionと、Plesk Onyx Web Host Edition の2つのエディションでご利用いただけます。

1.WordPress Toolkit 2.0で実現するWordPressのためのホスティング

昨今のホスティングに対する機能ニーズは、単にWeb、メールサービスの提供だけでなく、より複雑になるサイト開発者、サーバ管理者の作業負担を削減することが求められています。
すでにPlesk Onyxリリースの前回記事を読まれている読者は、Plesk Onyxが、Gitサポート、PHP7.1サポートや、ドメイン毎の複数PHPバージョンの混在を可能にし、Webサイト開発者への支援機能に充実していることはご承知でしょう。

Web開発者、サーバー運用者を強力に支援する Plesk Onyx リリース

ノウハウ
鈴木 隆之

最新機能を揃えたコントロールパネル製品 Plesk Onyx。Webアプリケーション開発者、サーバー運用者、それぞれへの新たな支援機能を紹介します。

サーバ管理者に対しては、WebアプリケーションファイヤーウォールやFail2Banによるセキュリティ向上や、NginxやCDN専用エクステンションによるサイトの高速化、無償のサーバ証明書の提供、定期的なバックアップ・リストア、テストサーバからサービスサーバへのサイトデータ移行等、サーバ管理の支援機能も充実しております。

そして、WordPress専用管理ツール WordPress Toolkit バージョン2.0 の登場は、WordPressサイト開発、運用を容易にする次の機能を提供します。
– 1クリックでWordPressインストール

– 1サーバ内、複数ドメインにインストールされた、複数のWordPressサイトの一括管理

– テーマ、プラグインのインストール・削除と、WordPressコアも含めたバージョン管理

– Webサーバ設定、DB、コンテンツディレクトリのパーミッションにまたがったサイトのセキュリティ向上

– マイナー、メジャーバージョンを考慮した自動アップデート

– 上級者向けコマンドラインツール

さらに、WordPressの機能追加、更新時に必要となるステージングサイトを簡単に構築し、更新したデータを再びサービスサイトへ同期する機能提供も重要なポイントで、サイト開発者にとって大きな支援になります。次の章では、本機能の具体的な操作方法をご紹介しましょう。

説明はいいから早速WordPress Toolkitを試したいと思われる方は、Pleskのデモサイトにアクセスしてみましょう。表示される画面右、WordPressのアイコンをクリックするだけです。

ところで、紹介するWordPress Toolkitの画面表示では、まだ日本語化されていない箇所がいくつか存在します。近々、日本語化を完了した新しいパッケージがリリース予定なので期待してください。

2.WordPressの更新作業を簡単に

開発プロジェクトのスタートにあたり、サイト開発者はご自身のサーバに開発環境を整備し、コーディング作業を進めるでしょう。サイトが完成すれば顧客のサイトにコンテンツをコピーし、動作チェック、必要に応じて修正を加えます。そして、顧客の最終確認後、サービスとしてのリリースになるでしょう。さらに、その後の動作の不具合、WordPress本体・テンプレート・プラグインのバージョンアップを必要とする度に、サービスサイトは安定稼働させたまま、更新、検証を行う場所となるステージングサイトを用意し、必要な修正、改めて動作チェックを経て、ステージングサイトからサービスサイトへのサイトデータの同期を行います。

WordPress Toolkit バージョン2.0は、これらの避けられない手間を、GUIによる簡単操作で実現可能にしました。GUIで完結するので、サーバ管理は苦手なサイト開発者でも、一度覚えれば楽ちんです。

以降では、その具体的な作業ステップを紹介します。あなたは今、Plesk Onyxにログインし、顧客サイトのWordPressコンテンツを最新バージョンへ更新すると想定しましょう。

a.WordPress Toolkitの起動

WordPress Toolkitのアイコンをクリックし、管理対象のサイト一覧を表示します。

b.ステージングサイトの構築とサイトデータのコピー

既に稼働しているサービスサイトには、”サービス中のWordPress”というCMS名を登録しておきました。では、このサイトの [複製]をクリックし、対象サイトのWordPressを、同一サーバ内の、異なるどのドメインへ複製することを決定します。

初期時の複製先ドメインは、サブドメイン staging.<ドメイン名> が割り当てられます。この名前をクリックすると、別ドメインを選択することも可能です。同様に、DBの複製先変更も行えます。それでは、 [OK]をクリックしましょう。複製が始まり、次の画面が現れます。

今回指定したstaging.<ドメイン名>はまだ用意されていないサイトです。Pleskは自動で対象ドメインのWebスペースを確保し、コンテンツ、DBをそこへ複製します。さらに、複製先DBに合わせた、構成ファイルwp-config.phpの書き換えを行います。

複製作業は完了です。次の画面は、複製されたstaging.<ドメイン名>のWordPress Toolkitを示します。

新規に用意されたステージングサイトにおいて、PHPバージョン、Webサーバの各種モードの変更が必要であれば、このタイミングで適切な設定をPleskのGUIを通して施しましょう。

c.ステージングサイトの更新、テスト

後は頑張ってWordPressの更新、動作チェックを行いましょう。その前に2つの設定を考慮しましょう。”Search engine indexing”が”Enable”になっています。この状態は、本サイトがGoogle等の検索エンジンの検索対象にリストアップされることを意味します。[disable]を選択して、検索対象から外しましょう。さらに、テスト時に十分なデバッグメッセージの出力を必要とするならば、”Debugging”の[change]をクリックし、下記の画面に表示される適切な環境変数をチェックしておきましょう。もう環境設定ファイルの変更のためにshellログインは必要ありません。

d.更新したデータをサービスサイトに同期

ステージングサイトで更新したWordPressの動作確認ができたら、サービスサイトへコンテンツ、DBデータを同期しましょう。WordPress Toolkitの画面において、更新元となる staging.<ドメイン名> の[Sync]をクリックします。

どのサイトへ同期するか、コンテンツ、DBのどれを同期するかを決定しましょう。DBの同期については、全てのテーブルを対象とするのか、新しいテーブルだけ、もしくは、選択したテーブルだけといった決定が可能です。新・選択テーブルを対象とする場合、WordPressのDB構造への十分な理解が必要です。

今回は、更新した最新のWordPressのコンテンツ、DBのすべてを元のサイトに戻すので、
[サービス中のWordPress (https://<ドメイン名>)]、[Files and Database]、[All Tables]を選択して、[OK]をクリックします。

同期が完了して、一連の作業は終了です。ビックリするするほど簡単な作業ですね。

3.最後に

Pleskは、サーバ管理という役割において、鉄道や道路のようなインフラに近い位置にあるものです。道路は日々の生活で何気なく利用していますが、無くても生きていけます。より整備されれば交通の便がよくなり、あなたの移動時間の短縮、余暇時間が増えるだけでなく、経済活動が盛んになって、生活を豊かにするかもしれません。

エクスクラウドのクラウドVPSの導入時は、是非Pleskも加え、開発、サーバ運用業務を加速させましょう。そして、ご自身以外のエンジニアの方にも作業を分担し、より収益に結び付く業務に注力しましょう。
Plesk Onyxのご選択の際は、WordPress Toolkitをサポートする、Plesk Onyx Web Pro Edition、もしくは、Plesk Onyx Web Host Edition のいずれかをご指定ください。

それではまた。

この記事を書いた人

鈴木 隆之

パラレルス株式会社のセールスエンジニアです。コントロールパネル製品 - Plesk、仮想化製品 - Virtuozzo を販売してます。Pleskの技術記事を時々書いてます。記事内容にご要望等があれば、Twitter @TakayukiPlesk1 までコメントください。

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