自由研究
[EX-CLOUDでつくる]

老舗グループウェア、サイボウズのインストール

自由研究
テクニカルサポート
「cybozu(サイボウズ)」のサイはcyber(サイバー)から由来しているそうです
「cybozu(サイボウズ)」のサイはcyber(サイバー)から由来しているそうです。参照元:サイボウズ社:社名の由来

国内外、様々なグループウェアがある昨今ですが、90年代からIT企業にいらっしゃった方は、グループウェア「サイボウズ」の名前を聞いたことがあるのではないか思います。今回はクラウドのPlesk搭載版にサイボウズをインストールする例です。初期画面の表示、ユーザデータの入力などができるかどうかのみ検証したため、各機能はクラウドプランのお試し版等をご利用のうえ、ご確認いただければと思います。

当社のコマンド操作版のVPS・クラウドであれば、比較的容易に稼働を確認できるかとは思いますが、Plesk上で動かすにはパーミッションを調整する必要があります。

用意するもの

クラウドプラン+Plesk搭載(Plesk11.0.9)

1.下準備 ウェブスペースの作成

サーバ開通後初期設定をお願いします。

Plesk11初回アクセスガイド
メールサーバ初期設定(587番ポートを有効にする設定です)
ウェブスペース追加作成方法【Plesk11】※Pleskへの初回アクセス時に作成したウェブスペースをご利用いただいても構いませんが、必要に応じて追加のウェブスペースを作成します。

本例では
ウェブスペースドメイン名:bozu.example.org
管理FTPアカウント名:bozuftpuser
ドキュメントルートディレクトリ:httpdocs
で設定することとします。

2.ソース入手

SSHでログインしroot権限で作業します。以下は、/tmp以下にインストーラをダウンロードして作業する手順です。

# cd /tmp
# pwd
/tmp
# wget http://download.cybozu.co.jp/office10/cbof-10.1.2-linux-k2.bin 
# ls -la cbof*
-rw-r--r-- 1 root root 19299784 Jun  6 13:51 cbof-10.1.2-linux-k2.bin

3.インストーラを実行

# sh cbof-10.1.2-linux-k2.bin

インストーラで尋ねられるものは以下の項目です。

番号 問い 選択肢
「この日本語が正しく表示されている場合は Y を入力してください。」
(If you cannot read the above Japanese text, type)
「Y」もしくは「N」
→10系の場合文字コードがUTF8のため、ターミナルの表示設定によっては文字化けします。
読めるようなら「Y」を入力しEnterを押します。
→「N」を選ぶと次のステップでは英語で規約が表示されますので文字化けしません。
試用許諾契約書に同意しますか?
(Do you agree to the above license terms?)
「Y」もしくは「N」
日本語、もしくは英語で利用規約が表示された後、同意確認となります。「Y」を入力し「Enter」を押さないと先に進めません。
インストール識別子の設定
(Setting the Installation Identifier)
デフォルト「cbag」
初回インストールの場合、デフォルトのままで良いのでそのまま「Enter」を押してください。同一サーバ内に2つ以上、サイボウズを入れる場合には別の文字列を入力し「Enter」を押します。
CGIディレクトリの設定
(Set the CGI directory)
デフォルト「/var/www/cgi-bin]」<要変更>
/var/www/vhosts/作成済みのウェブスペース名/cgi-bin
を入力ください。本例では
「/var/www/vhosts/bozu.example.org/cgi-bin」
を入力し「Enter」を押します。
データディレクトリの設定
(Set Data Directory)
デフォルト「/var/local/cybozu/office/cbag]<要変更>
任意ですが本例では
/var/www/vhosts/作成済みのウェブスペース名/private/識別子名
を入力します。
「/var/www/vhosts/bozu.example.org/private/cbag」
を入力し「Enter」を押します。
ドキュメントルートディレクトリの設定
(Setting the Document Root Directory)
デフォルト「/var/www/html」<要変更>
/var/www/vhosts/作成済みのウェブスペース名/httpdocs
を入力ください。本例では
「/var/www/vhosts/bozu.example.org/httpdocs」
を入力し「Enter」を押します。
Webサーバーの実行ユーザー名の設定
(Setting the Web Server User Name)
デフォルト「apache」<要変更>
ウェブスペース作成時に設定したFTPユーザ名を入力します。本例では
「bozuftpuser」
を入力し「Enter」を押します。
インストールの設定確認
(Confirm installation settings)
これまで入力してきた情報の確認画面です。「Y」でインストールが実行され、「N」でインストールが中止されます。
本例での設定イメージ
インストール識別子: cbag
CGIディレクトリ: /var/www/vhosts/bozu.example.org/cgi-bin
データディレクトリ: /var/www/vhosts/bozu.example.org/private/cbag
ドキュメントルートディレクトリ: /var/www/vhosts/bozu.example.org/httpdocs
WEBサーバーの実行ユーザー: bozuftpuser
スケジューリングサービスの起動/停止ファイル: /etc/rc.d/init.d/ofss_cbag
アンインストールの実行ファイル: /var/www/vhosts/bozu.example.org/private/cbag/uninstall_cbag

上記の8項目を終了し、インストールを実行すると必要ファイルが展開されます。

この例では
http://bozu.example.org/cgi-bin/cbag/ag.cgi
がログイン用ディレクトリとなりますが、
インストーラの実行後、そのまま上記URLにアクセスしたら「Internal Server Error」が出ますので、表示させるにはいくつか調整が必要です。

4.パーミッション変更

CGIディレクトリに「cbag」以下のグループを変更(必須)

# cd /var/www/vhosts/bozu.example.org/cgi-bin
# pwd
/var/www/vhosts/bozu.example.org/cgi-bin
# chown -R :psacln cbag/

CGIディレクトリ以外のグループ変更は必須ではありませんが、オーナーシップがごちゃごちゃしているのは嫌だという人は揃えてもよいかもしれません。

データディレクトリに移動しグループ変更(任意)

# cd /var/www/vhosts/bozu.example.org/private
# pwd
/var/www/vhosts/bozu.example.org/private
# chown -R :psacln cbag

ドキュメントディレクトリに移動しグループ変更(任意)

# cd /var/www/vhosts/bozu.example.org/httpdocs
# pwd
/var/www/vhosts/bozu.example.org/httpdocs
# cd /var/www/vhosts/bozu.example.org/httpdocs
# chown -R :psacln cb1010

調整後
http://bozu.example.org/cgi-bin/cbag/ag.cgi
にアクセスしてみてください。

サイボウズの表示確認後、食器設定、ユーザ追加等お試しください。

付録.オーナー・グループ・パーミッションの話

PleskはSuExecが有効になっており、バーチャルホストごとに実行ユーザ(オーナー)・グループが指定されます。Pleskで作成したバーチャルホストの実行グループは「psacln」で共通です。ユーザについては管理FTPユーザが適用されています。オーナー・グループ関連でCGIがエラーになるケースも多々あるのですが、エラーログについては 各バーチャルホスト側のログではなく
/etc/httpd/logs/suexec_log
に出ていることも。CGIの不明なエラーが出ている時はこちらのログファイルもご確認ください。

rootで(gid:0)がグループになっていることが原因のエラーログ例

[2014-06-23 13:53:50]: target uid/gid (▼▼▼/●●● or △△△) mismatch with directory
 (▼▼▼/0) or program (▼▼▼/0)

正常に実行されている時のログ例

[2014-06-23 14:08:12]: uid: (▼▼▼/bozuftpuser) gid: (●●●/●●●) cmd: ag.cgi

補足ですがcybozuの8系を検証した時は
ドキュメントルートディレクトリのパーミッションも以下の変更が必要でした(10系では不要でした)。

# cd /var/www/vhosts/bozu.example.org/httpdocs
# chmod  -R o+rx  cb80

この記事を書いた人

テクニカルサポート

テクニカルサポートを得意とするエクスクラウドのサポートスタッフ。

この記事のタグ

オススメの記事

ページトップへ